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日本へ帰国の巻! フェリー乗り場と空港でひよりまくった件

ふぅ。
一ヶ月間の試用期間が終了して、
来月からは改めて、新しいお約束のもと、
十分に人生を楽しんでいこうと思っています!
何ですかね。
節目というか、
そういう感慨深さを感じていたわけです。
帰りは、
珠海(じゅはい)↓
マカオ

香港

大阪

東京
という12時間くらいの旅中、
一ヶ月の振り返りながら帰ろうと思い、
ノートを出してペンを走らせたりしていました。
もっと、素直でいよう。
もっと、考えて行動しよう。
もっと、全身から解放して楽しもう!
そんな事を考えながらも、
まずは、
中国、珠海からマカオへの移動です。
これは、もう、4〜5回目なので手慣れたものです。
ちょっと、怖い顔されても平気です。
でも、
マカオから香港のフェリー
が、未知の体験で、、、
ちょっと、緊張ですね。
緊張を和らげるため、と、
自分を説得しながら、
マカオのフェリー乗り場に行く前は、
マカオのお気に入りのホテルで一杯のビールですね。
(小さな声で乾杯です。)
結構な余裕を持って、
フェリー乗り場に到着!
まぁ、みんな人間だし、
ゆっくりコミュニケーションしていけば、
チケットを買う事くらい余裕っしょ。
と思いながら、
「香港行き」
と書かれたチケットカウンターへ、
ドキドキしながら列に並び、
どさくさにまぎれてチケットちょうだいね!的な雰囲気で、
香港空港に行きたい!
と伝えたところ、
わーーーっ!と中国語でなんか言われて!
最後に聞き取ったのは、
「オーバー ゼ(デ)ア」
「コーナー」
という言葉をもらい、指があっち!と指していたので、
オーケーオーケー♪
あちらにいけばよろしおすね。
という感じで、
まだまだ、余裕を持ちながら、
そっちにあるカウンターに行ってみました。
そしたら、
40歳くらいの女性が、
「ハロー♪」みたいな乗りで、
どこいくのー!?
と、、、
どうやら、
このカウンターは、
香港空港で飛行機に乗る人専用のカウンターで、
大きな荷物はここで預かってくれて、
手ぶらでジャペーン的な勢いの、
そんなサービスカウンターの様でした。
やばいな、
めちゃ便利だな。
そう思いながら、
意気揚々と、
「ピーチ!」
「香港から関西国際空港に行きたいんだす!」
と伝えたところ、
「ピーチ?」
「なにそれ?」
「JALじゃないの?」
みたいな。。。
段々、顔が険しくなってきて、
「ごめん、ピーチって空港会社はないのよ。」
的な事を言ってくれて、
きたきた、
海外にお決まりのトラブルちゃんねと、
まだまだ、余裕の中で対応している僕です。
「いやいや、僕はね、もうお金も支払っていて、
 今日の便で日本に帰る事が決まっているんだよ」
「もしかしたら、あなたは知らないかもしれないけど、
 格安航空チケットというのがあって、ピーチっていう航空会社があるんだよ」
みたいな顔でいたら、
あっ、だめ、この人、言葉できないじゃん。
みたいな感じで、
ため息疲れちゃう感じで、
手の甲を僕に見せる形で、
あっちいってね。みたいなジェスチャー。
いやいやいや、
チケットはもうとってあって、
とにかく、香港に行きたいんだ。
(ほらっ!とiPhoneのEチケットを見せましたよ。まったく。)
そしたら、
YES!あっちにいけ!
みたいな、また、
手の甲を僕に向ける感じで、
二〜三回、手を振ってくれました。
いやぁ、この人、むかつくな。
と、思いながら、
指差されたチケットカウンターにいきました。
(一番最初にいって、駄目だよと言われたチケットカウンター)
そうしたら、
分かってはいたもののこんな対応です。。。
おー! そーりー、おばかさーん。
あなたはー、さっきもゆうたけどー、
あちーの、カウンターのおひとでーすよー。
と、、、
しかも、ちょっと丁寧な感じ。
やっぱり、
「オーバー ゼ(デ)ア」
「コーナー」
の一点張りです。
もう、心の中で叫びましたね。
いや、あっちのおばさん、
おれ、嫌いなんだ!
あのおばさん、
この俺に、手の甲を向けながら
手を払ってくるんだぜ!
まぁ、この辺りで、
なんなら、僕、泣きますけど、
的な腹は決まっていましたね。
だってね、
時間が無いんですよ!
香港から大阪への飛行機の時間は決まっていて、
早く香港に行かないと、僕は、
言葉も地理も知らない土地で、
寂しくオンリーワンですよ。。。
とほほ。。。
仕方なく、
その、オーバー ゼ(デ)ア的なカウンターに、
カムバックしたら、
はぁ、また、こいつ来たわよ。
みたいな感じで、カウンターの向こう側で談笑がおきて、
だから、
あなたは香港空港には行けない。
わかる?
あなたに、香港空港行きのチケットを売る事は出来ない。
あなたのチケットはだめなのよ。
たぶん、そんな事を言われて、
もう、必死です。
ちなみに、僕は海外で必死になると、
日本語を使いだします。
「いや、だからね、インターネットでチケットを買ってるから」
「もう、お金も支払ってのよ。僕は」
あっ、やっぱり、日本語だめだよね。。。
「ソーリー」
「アイキャンノットスピークイングリッシュ」
「バット、アイハブディスチケット」
みたいな事いったら、
また、手の甲をこちらに向けて、
僕を払ってきたので、
日本語で、
「いや、そうやられたら嫌でしょ。」
「その手、やめてくれません?」
と、指差しながら言ったら、
それに対して、
手の甲を僕に見せながら、
払ってきたので、
やってやりましたね、
僕も手の甲を見せてやりましたよ。
あなたでは、この僕の不安をぬぐい去る事は出来ない。
ぼくは、ここで質問をする以外、
今のところ、解決策を持っていない。
違う人を僕の前につれてきてくれ。
そんな気持ちを込めて、
手の甲を2〜3回ふったりましたね。
(言葉を遮りながら、やったりましたよ。)
そしたら、
若い男性が来て、
女性が説明したことと同じ事を、
紙に書いて説明してくれました。
「○」や「×」を使って、
(優しいし、解決の雰囲気が流れ出したのが嬉しかったー)
ここで分かった事は、
どうやら、僕は何かが駄目なようだということです。
そこで、
昔、ジェームススキナーの9ステップで教えてもらった、
得たい結果だけを伝え、その解決策を任せる質問をかける事にしました。
「僕は香港にフェリーで行って、香港で飛行機に乗って日本に帰りたい。」
すると、
YES!
と、力強く言われ!
(グットジェスチャーまで登場し)
そこで、
「プリーズチケット!」と言ったら、
「ノー!」と、まだ、チケットをくれない。。。
(マネーなら、マネーなら俺の左ポケットにあるんだぜ!)
でも、雰囲気が大分進んできて、
とにかく、香港経由で日本に帰る事はできるけど、
この人は、僕にチケットを販売することが出来ない。
それを理解し始めました。
そしたら、その男性、
紙に書きましたね。
マカオ → 香港なんちゃら → 香港空港 → ジャパン
きたーーーっ!
どうやら、
マカオのフェリー乗り場からは、
1、香港空港のフェリー乗り場
2、香港のどこかのフェリー乗り場
の2つに行くフェリーがあって、
手の甲を僕に向ける女性は、
僕が香港空港に行きたいと言い張っていると理解していて、
でも、僕が、
違う、香港に入れればなんでも良いんだ!
的な雰囲気になるとYES!と言っていた事が分かり、、、
その上で、
僕が、香港空港行きのフェリーのチケットを欲しがるので、
こいつ、まじわかんねー。
という感じで手の甲を僕に向けたというわけです。
いやぁ、動画に撮ろうかと思うくらいの、
絶妙な表情と、手の高さなんですよ。
むかつくというか、悲しくなるというか、
とにかく、どこかに座りたくなりましたね。
(じっ 時間がないっ!)
でも、
この勢いで、
香港のどこかに着くフェリーのチケットが欲しかったので、
手の甲を僕に向けないお兄さんに、
「トゥっ!トゥギャザー!プリーズ!」
と、アイフルのCMの犬ばりのかわいさを、
発揮するイメージで伝えたところ、
ダンディに「YES」と引き気味に!
(仕事中、申し訳ない!)
この人を手放しては行けない!
絶対に、この人を手放しては行けない!
僕は確信しましたね。
チケットを手に入れるまで、
この人に面倒を見てもらうのが、
今は、一番の得策だと。
そのお兄さんが、
「カモン!」と歩き出したので、
世間話でも展開しようとしたのですが、
まぁ、僕は英語が話せないので、
年齢話しでもして、仕事で来てる事を話して、マカオが好きだ的な話をして、
黙ってしまうだろうと思い、
話よりも、一生懸命に着いていく方向に意識を合わせました。
そうしたら、
歩いて40秒ほどのチケット売り場で、
「ヒアー!」と、言われ、
160か、180パタカくらいだぜ!と、
(パタカはマカオのお金っす!)
言われ、お兄さんに混乱しながら、
持ってるパタカを全て渡し、
残りは持っていってもらってもいいっす的な気持ちで、
全てをお兄さんにゆだねました。
すると、
しっかり、お釣りをくれて、
あそこに行けと指差してくれて、
チケットを献上承りました。
(かしこ、かしこ)
なんか、腕時計を指して、
時間が無い的なジェスチャーしてるので、
走りましたね。
その後、
フェリーを待つ時間。
ノートに感情を書きなぐりました。
俺はいったい、何が不安だったのか。
俺は今、どういう状態なのか。
この30分間で、
どうして、あれほど絶望できたかとっ!
予定通りに行かないストレス。
知らない土地で、知らない言葉による不安。
勉強不足の自分に対する怒り。
ホテル代、フェリー飛行機代などの追加金額の葛藤。
などなど、たくさん出てきましたね。
ザクザク出てくるもんで、笑っちゃいましたね。
最後の最後に、
となりのお姉さんが可愛く見えてきて、
あっ、俺、もう大丈夫だ。と、、、
フェリーに乗り込んで、
熱いお茶を飲みながら、
ちょっと寝れて香港に到着!
教えてもらったようにタクシーで、
香港空港に向かう事に!
タクシー乗り場に行って、
「アイワナゴーエアーポート!」
と、聞くと、
2台〜3台くらい
「あっ、俺は行かないよ」みたいに手をふられ」
(手に甲は僕に向けず)
何台か目のタクシーが、
「あっ、俺行くよ!」的な感じ。
少し走ってから、
「ちょっとまて、俺は香港ドル、全く持ってないぞ!」
と思い出し、
「クレジットカードはOK?」
「VISAはOK?」
と、聞いたら、
「のー!キャッシュオンリー!!!」
と言われ、
「ごめん!俺、ノーキャッシュだ!」
ということで、
すぐさまタクシーを降りて、
クレジットカードで乗れるタクシーを探す事に、
まぁ、全部ことわられたのですが、
ここでひよったのが、
クレジットカードが使えるかどうか聞くたびに、
どのくらいの時間で着くのかを合わせて聞いたら、
「1時間」「30分」「20分」と、
バラバラの回答が・・・
これ、香港って何カ所が空港あるんじゃないの?
大丈夫か!?
と、また、不安になってしまい、、、
そうこうしているうちに、
クレジットカードが使えない事がはっきりしたので、
フェリー乗り場の方に引き返して、
目が合った人に、
「キャッシュマシーンはどこですか?」
「ATMに連れて行ってくれ!」
と、伝え、
そこだよ♪と目の前を指差され、
「面目ない」と、
かわいげを持たせて表情を作ってみたり。
クレジットカードを逆さまに入れて、
紙幣をゲットできずにひよって、
タクシー代と夕飯代では多過ぎる香港ドルを引き出してしまったり、
まぁ、ひよっている僕はかわいげがマックスでしたね。
とにかく無事に香港ドルを手に入れて、
タクシーに乗り込んで香港空港に向かいました。
でも、
雨が凄かった。
前、見えないし。
珠海にいる時は、あんなについてて、
あんなに引きが強かったのに、
なんだ!
日本に帰るって方向になったとたんなんだ!
俺を、俺を、不安にさせるなって。
珠海にいる間、何度か語りかけた誰かに、
そう言ってやりましたね。
香港空港に付きそうになったら、
タクシーの運転手が、
「ターミナルワン?ツー?スリー?」
と、、、
あぁ、分かんないっす。
僕にはもう、分かりません。
どうせ、わかんねーよ。
そんな感じでふてくされていたら、
タクシーの運転手さんは
「オーケー!任せとけ!」的な感じで、
ターミナルワンに僕をおろしてくれて、
グッドジェスチャー!
(いっちゃん、近いところに降ろしただけじゃん。。。)
香港空港で受付の人に、
「PEACH」のカウンターはどこっすか?
と聞いたら、
「PEACHなんて、航空会社は知らない」
と、平然と言ってくるし、
何人かに聞いたら、
あぁ、ターミナルツーだよ。と、
エスカレーターをダウンして、
ずっとストレートにゴーだと、
教えてくれたけど、
その言い方は、
かなり、アバウトに言ってるっしょと、
何度か、しつこく聞いたら、
もう少しで、
手の甲のあれをやられそうだったので、
タンキューと伝え、
ダウンしてゴーストレートしましたね。
第二ターミナルについてから、
「PEACHは、ユーノーなの?」と聞いて回ると、
「PEACHは、ノーオープンだよと」
もう、ここら辺からは、びっくりしないですよね。
ノーとか、駄目とか、本当に適当に言うから、
あぁ、ノーね。
駄目なのね。
あなたにとってはノーな話を、
僕は今、あなたにしてるんだよね。
なんか、ごめんね。
そんな感じです。
それで、
次の人に聞いたら、
10時30分ころオープンするよと、
タンキュータンキュー
そういうの、飛行機の世界じゃ当たり前かもだけど、
夜の10時30分になんないとオープンしない航空会社なんて、
イメージした事なかったもので、、、
1時間くらいあったので、
なんか、高級のお酒か、高級な何かを体に入れたいと思ったら、
回転寿しがあったので、
いいの炙ったのとか、
テカっているやつを中心にやりました。
そこからも、
まぁ、色々あったのですが、
後半は、
なんというか、海外で言葉が分かんないで、
一人で動き回るというのは、
こういう事の連続なんだな。
という事が腑に落ちて、
急激に楽になりましたね。
口に入れるのが何か分からない。
美味しいとはっきり思うのは、
次の次に口に入れた時だったり、
しっかり、気を抜くところを、
真剣に確保したり、
言葉より、
相手の感じを取りにいったり、
シチュエーション毎に、
シミュレーションして言葉を先回りしたりと、、、
僕としての
人間としての
本能をジュワっと広げたかもな。
そんな印象を持ちました。
気がついてみれば、
僕はいつも、
エキサイティングな人生を送りたいとか、
ダイナミックな人生を送りたいとか、
言ってましたけど、
こんなにエキサイティングしたのも久々でした。
考えるより先に動いたし、
考えるときは、真剣にシミュレーションして、
同じ事を二回考えるようなミスはしなかった。
万が一の事が起これば、
いつでも、このキャリーバックを手放せると、
訳の分からない覚悟を決めたり、
とにかく、
この移動を体験している瞬間の僕は、
生きていたなと、
思います。
ただ単に、
簡単な事ができないで困ったちゃんでしたが、
そういう解釈でもすれば、
海外が楽しくなりますので♪
あーーー、普通に、
言葉勉強しよーーーーーーー!
ちゃんちゃん♪

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